調査を阻害する顔文字&アスキーアート

NHKクローズアップ現代という特集番組で「常用漢字大論争」というテーマをやっていたのですが、なんでも文化庁文化審議会漢字小委員会が、常用漢字の見直し調査のために、世間で使われている(インターネットを含む)文字を集計したそうです。しかし、その上位に「艸」などの言葉としてほぼ使わない漢字が出てきて困惑したとのこと。その原因は「顔文字」、つまり「(*´艸`)」こういったものもそのままカウントしていたようです。画面に機械変換のアスキーアートも紹介されていましたが…そのまま読み込んで調査するなよ! ってなことで、結局インターネットのソースは参考にしない、となったそうです。なんだかなー

常用漢字なんてどうでもいいのですが、AA作っていて身に付く雑学と言えば、普通なら一生使わないような文字と出会えることかもしれません。と言っても形しか見てないので、よっぽど興味がないと読み方解らないままで使ってますけどね…HAHAHA

*AAを作っている人が使う変な漢字サンプル

癶 (ハツ)…はつがしら。部首なので、文中でも会話でも使われることはない。
圦 (いり)…堤などに埋め込まれた樋。水門のこと。
孑 (ケツ)…右腕がないという意味。
幵 (ケン)…「形」の象形?
匕 (ヒ)…「ヒ」の旧字体。さじ、スプーン、匕首(あいくち)など。
巛 (セン、かわ)…「川」の元となった字。
卉 (キ)…草の総称。
豸 (タイ、チ)…むじなへん。足のない虫の総称。
弋 (ヨク)…しきがまえ。杭。射ぐるみ(矢に糸を繋いだもの)。
廴 (イン)…えんにょう。部首で単字ではない。
辷 (すべ・る)…滑る。滑らかに進む。
兮 (ケイ)…助字(漢文などで語調を整えるための記号っぽいものらしい)。感嘆をあらわす。
从 (ジュウ、したが・う)…「従」の本字。
乂 (ガイ、おさ・める)…草を刈る。
彡 (サン)…さんづくり。部首で単字ではない。艶やかな髪をあらわす((AAで使う時も髪の毛で使うことが多い! 意味に合った使い方してたんだなー))。
厶 (シ)…「私」の古字。
爻 (コウ)…まじわる。易の卦を表す横棒。
卅 (ソウ)…30。つまり三十。