AA職人は題材を愛している？
アスキーアートは趣味で作っている分、その人の嗜好が現れます。そのため同じ掲示板に居ても、ジャンルが違うと全然接点が無かったり、逆に同じ傾向の人ばかり見かけたり…これはAAに限らず、どの掲示板でも一緒のことですけどね。
その人のジャンルをみることで、どういう動きをしている職人さんなのか、作り手のタイプ・パターンも見えてきます。例えばここ半年間の、３人の職人さんの投稿傾向をモデルにしてみたいと思います。
- 【Aさん】サンデースレ 104個 天地無用！魎皇鬼25個
漫画雑誌「サンデー」をテーマにしたスレに投稿している人です。さらにもう一つのスレをほぼ一人で投稿しています。こういった人は「スレ常駐タイプ」で、題材の内容もよく知っており、好きな人が多いです。そうでないと、なかなか情熱が続かないですからね。反面、題材が消滅してしまったりすると、著しくモチベーションが下がる危険性もあります。
アニメ関係のAAを中心に、特定の作品も押さえつつ、幅広く投稿している人です。「マルチタイプ」と言いましょうか、題材も好き＆AAを作るのも好きな場合が多いです。この手の人はダラダラとしながらも、けっこう長いこと活動できる人になります。
- 【Cさん】AA作成依頼スレ58個 少女漫画スレ1個 ゲーム総合スレ1個
特に自分の嗜好だけにこだわらない「ノンジャンルタイプ」の人です。こういう人は、AAを作ること自体を楽しみにすることが多く、自分の作風を模索していたりします。そのため、AA以外に興味を持ったり、技術的スランプを感じてしまうと作る気力が低くなりがちです。
だいたい以上の３タイプに分けてみましたがどうでしょうか。
その他、上記の人はコンスタントに活動されている面々ですが、職人さんにはフラフラとやってきてAAを作っては、２〜３ヵ月ぐらい帰ってこない人もたくさんいます。こういう「気まぐれタイプ」の人は、古参など精神的に老化していそうな感じの人が多いですね。また帰ってくるかもどうか定かではありません。
私自身はBさんとCさんの間のようなタイプです。あまりアニメ・漫画・ゲーム等をやらないので、作品自体のことはよく知らないままでも、表面的な可愛さや面白さで作ってみることが多いです。そのため、その作品が持っているネタとか、なかなか絡められないという欠点があるんですよ。
