「手」を抜かない

人間の部位で複雑な部分と言えば、たくさん器官が集中している顔ですが、五指を持つ手もかなり複雑な形をしています。それはアスキーアートにも言えることで、もっとも苦労する部分は顔の表情であり、次に手のかたちだと思います。
顔文字は「(^_^)」のように表情を伝えるものが基本。さらに表情の補足表現として付け足すものが「手」だったりします。「ﾌﾟｷﾞｬｰ(^д^)9m」「(=´ω｀)ﾉｼ」のように、顔に距離的にも近い表現ツールである手は、第２の意思表示手段と言えましょう（手話という言語さえある！）。

そんな手は、AAにおいても「手を抜かない」ことが、より印象に残るものになるんじゃないでしょうか。しかし、作っている人ならわかると思いますが、正直手を作るのは難しくてしんどい。AAの多くはバストアップで済ませたり、構図的に手が中心となるAAは遠近法で簡単に描けるようにしてたりします。それに顔を作ってしまうとホッとしてしまって、手を作り込む集中力まで気が回らない、絵と同じくどうしても手は苦手…等々。
それでも作る機会が少ない分、たまに挑戦してみるのもいいかもしれません。小さくて複雑な手を表現仕切ったときの満足感はまた別の境地が開ける…かもです。

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らき☆すた　　　　　　小神あきら 

顔よりも手を前に突き出すパターン。これだけ大きくなると手を作るのも容易になります。

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　　　　　　　　　　　　　 ｌ,.. -─fﾆぅｰ‐- 、 }　　　　　　　　　　　自演だ……！ 
　　　　　　　　　　　　 ノ‐''_,.二二二二.._‐ゞ、 
　　　　　　　　　　　　とz７,へ ﾘ v {/／ ｌVzう　　　r-⊆_ヽ、 
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　 ,.ｨﾞ/ﾞ/ r')　　　　　 　 ヽ{二二ﾆ二二ﾉ./: :|二二二ニ7{.__ノ: :〉、 
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　　　　　　　　　　　　　　　　　,に工T''ｉ十+-r‐i'´｢:_L└´: : 

足立（最強伝説黒沢） 

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　　　　　　　　　　　 　ヽ Tニ三>｝　ﾉ ヽく 
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　　　　　　　　,ﾊ.　　　 ｜|　 |/　　　　／|　｜ 　 　 　/´　　| 
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　　　　　 ノつ＼_L／）｜| ｜　|┌ ､　/　 / 　 　|　/　　　　｜ 
　　　　　〈二Ｚ_ 　ィ´　｜| ｜く＼.＼＼（＼ 　　　Ｖ　　　　　｜ 
　　　　 ノ[ ┬┘,ノ　　│|. く＼＼＼,}　Ｙ　|　　　 ヽ 　 　 　 八 
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　　/　_ノ＼.　￣｀ハ　｜| く`一'　　　　 /∨＼＿　　| ／ 　　　ヽ 
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　　＼近／　　　　　｜ LL..|__|_＿|＼_／r─＜９ク ｎ＼　　　 　 　| 
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　　　　　　　　　　　　|　|ｺ〕　　　　| 匸.|　 　 　 　 　　｀〈￣¨¨¨¨´ 
　　　　　　　　　　　　l　厂　　　　　｀¨¨| 　 　 　 　 　 　 ', 
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リューリック議員（ゼノサーガI・II） 


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／　　 ｰ‐' 
／　　　 l>　　　　ｨ､_,.r ､_ｨ-､ 　 ,.., 
　　　　　　　　　x´三三三三｀ｰ彡｀i_r'~｀ 
　　　　　　　,..ｨ､_j三三三彡　　　　　_,..!~ 
<!､'!　ｧ　ｨ,jf三三三三彡 '>　z　　ﾈ´ 
　i>　　　　了三三彡　　　　　　ｨｬ_j 
　　jヽ　　,,.ﾉ三彡　　　　　　　　',´ 
t_　　　ri_f三彡　　j>　　　　　　 >　　　<> 
三｀ｰ"三彡　　<>　　　　　ｨ>　 ｀ｰ"~｀V´ 
三三彡/／ 
三彡／/　,.. -――-､ 
彡//／／::j::/＼ix､:ヽ:＼ 
/／／/:: :ﾅ|j_　　 ,.rｫヽ:: ヽ 
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／／ |: :j | ﾔij　　　~　〃j/.j 
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正攻法で表現している手。元絵があってトレース中心の人は、一度トレース画面を解除して脇見で作ることをオススメします。「なぞる」手法はかえって邪魔になるので、どの文字が当てはまるか想像しながらやると良い結果が出ます。

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ローラ　（Venus Versus Virus） 

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　　　 ／{　　　　} ミﾆ/〃/〃〃 i! .i　 !　!! i　i i! r' 
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.　　 , -'" 　 　 　 　 　 ￣　　　ゞ= ﾋ二二二二二二二二二}／ 

星崎瑠那　（ひなどりＧＩＲＬ） 


　　　　　　　　 , -一 ´￣￣｀ 　､ 
　　　　　　 ／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼ 
　　　　　 ./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＼ 
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　　　 |::.:ﾚ从rヽ::.|弋zｿ　　　 ﾋzｿ レ::.| 
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　　　 |::|::.ｨ.─┬イ{　　 ´ r}／　/　/.　　 ヽ 
　　　 |::i/　　　| 　 |',　　　|rf´Yﾌ　i　　　　 ﾍ 
　　　/:/　　 ﾍ.| 　 |　v 　 i | l　|　 | /　　　 ﾊ 
　　./:/　　　 ﾊ| 　 |/ }　　|　　 i　 |/ 　 　 　 | 
　 /::.{. i　　　 ﾊ 　 |__.|　　|.　 /　./.　　 　 　 | 
. /:/::ヽ|　　　　ﾊ...　　! 　 |　 { 　{　　　　　　 | 
/:/::.::/:|　 ／￣ﾍ〉　/.　　! 　 '､ ﾍ　　　　　ノ 
:/::.::/::.ヽ〈　／￣, ./　　 .ﾊ　 　ヽ Y二二コ 
::.::./::.:/::.::∨　　 .V　　　,' .ﾍ.　　 ヽ|　　　 | 
::./::.:/::.::.::.∧　　/　　　 ′　ﾍ　　　ヽ　　 | 
/::.:/::.::.::.:/:.∧　!　　　 ,'　　 　ﾍ　　　　　 ! 
::.:/::.::.::.:/:::/:∧　　　　′　　　　ヽ　　　 / 

鬼丸美輝（無敵看板娘） 


　　 　 　 　 　 　 　 　 _　 -−―−- ､_ 
　　　　　　　 　 　 ,　´ : : : : : : : : : : : : : ｀丶　　　　　/! 
　 　 　 　 　 　 ／ : : : : : : : , ､: : : : : : : : : : :＼ 　ﾉV　!イ 
. 　 　 　 　 　 /: : : : : : : :／　 ＼: : : : : : : : : : :ヽ　　　 / 
　 　 　 　 　 /: : : : : : ／　　　　 ヽﾄ､: :',: : : : :i: : ',　 　 ! 
　　 　 　 　 ,': : : |: :／　　 　 　 　 ,　ヽ:｜: : : l: : :| 
　　 　 　 　 l: : : :!/　　 　 　 　 ／　　 ヽ! : : : :!: : ! 　 ＿|＿ 
　　 　 　 　 | : : ｜　　　　　 ／　＿　　 ﾄ､/レ|∧|　　　_Ll_ 
.　　　　　　 ﾄ､∧,|　￣_,ニ　　 ´r〒ミヽ |:::::::::::|:::::|　　.（_メ　） 
.　　　　　　 |::::::::::|　 / rﾃ､　　,. ト'::::::l　〉っ:::::::!:::::!　　　　　ツ 
　　 　 　 　 |::::::::::|ヽ{　ﾄ'::::ﾄ､__l　ゞ-‐'xz,ｲ:::::::::!:::::| 
　　　　　 　 |ｲ:::::::| （xcゞ-' ﾉ '_＞＝ｖく,ｨ'::::::::/|∧! 
.　　　　 　 　 |∧::|::::｀ ‐＜ __( ＿_　_,ノ‐|/!:::/ 
　　　 　 　 　 　 ∨＼:::∧/_,ﾆ7￣　　　 ｀,ﾚ'､ 
　　　　　　　　 　 __　 _,r‐'´`7__人__人_,ｲ　　 ＼ 
　　　　　　 ,ｒ‐く｀ヽ }f´､ヽ　　|!　 .{　,`y‐､ｒ ﾆ二,} 
.　　　 　 /⌒i　Lﾉノ´〉 ヽl　 ﾉ=(⌒ｰ'（_ノ⌒ｆ￣ヽ! 
　　　 　 l '､_ﾉｰ' __ イ､　 lﾚ'　 　 ｀ヽ_ （_／ﾉ＾! 　 〉 
　　 　 　 `ト-､　　　 ｿ｀! ﾉ　　　 　/ハ ､_(_,.ｲヽ　| 
　　　　　　|l　 ＼ ／　/ / __　_ 　 《__ .l　　 /　 l　! 
　　　　　　 ゞ=＜_　　 ノﾆ-−､｀ 　 ＼｀ヽ_/　　ヽ.} 
　　　　　　　　　 __＞'´　　 　　 ＼__｀ｰヽ､　　 　 / 
　　　 　 　 　 ／　, -､_　　／ 二ヽ_　　　　ト-‐イ 
　　　 　 　 ／　／,.ｨ-　二／　　 ＼二ヽ_　＼　 ヽ 
　　　　　 /　／　//　　 　 　 ′　　 　 ヽ ＼ ヽ 　 ＼ 

「f」「Ｙ」「h」など指の柔らかさ、丸さを表現できる文字を、他の職人さんのを見て覚えておくと自分が作るときに参考になります。